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棒踊り

概要

・旧暦 6/15 に行われる金峯神社大祭で奉納される。
・火山の怒りの鎮静と五穀豊穣を願って男性が奉納する。
・「品踊り」「もろだて」「新村踊り」「中切り」があり、六尺棒 や三尺棒を持って踊る。
・一時すたれたが、昭和 58 年に青年会により「品踊り」が復活 され、昭和 60 年の祭りからは「新村踊り」が復活され、現在は 平成 9 年に発足した伝統芸能保存会が継承し毎年金峯神社の大祭で奉納されている。
・以前は、前田地区奥にあった元村地区にあった山の神神社で奉納されていた。
・以前は、各地区(前田、本村、新村)で競って踊られ、いで たち勇ましく踊られた。
・棒踊りは、江戸初期以降(島津氏による統一が完成してから) 伝わった民俗芸能。
・棒で天を突く動きが天の神を呼び起こし、気象の安定を願い、 地を突く動きで地の神を揺り起こし、土地を豊かにし作物の成長を願う、とされている。
・音頭取りが「オーセーロー」と歌い始める。これをアゲウタ という。踊り出せという合図であると共に神への上げ歌。続いてホンウタとなり踊り出す。
・歌詞は、オセロ(後ろ)が山で前は大川。

・歌詞(参考文献➀)

1. 品踊り
オーセーロー ホーホホホ
ホーワー
ハーハーアャ サア サア サア(全員)
サヤアーマーア ヘンエヘー ヤレ
オセロガ ヤマハ ハマハハハデ
イヤソリャー ヨオーホーホ ホデー ナサマー ハハ ハ
ハエー ヘワエ ヘンンエーヘ
ヘノオー ヨオウ ホウワー
アラ ソイ ソイ(全員)
ンダー ハハ ハンデ
ハエー ヘワエ ヘヘカハ アガワ

2. 中切り
キーヨーメー エ エエエ
エーワー ハーハーアヤ
サア サア サア(全員)
サメーデー デンエヘーヤレ
キヨメノ アメーエ エエ エエワ
イヤソリャ ヨオーホ ホデーナサマーハハデ
ハエーセワエ センーエーヘ セノオー ヨオホーフー
アラ ソイ ソイ(全員)
ンダー ハハ ハハデ
パラリ フリ フリトオ オ オーオル

【文献・資料】文献➀ 口永良部島の物語 遊び うた(執筆:渡辺百一、編: 金岳中学校)

写真

金峰神社大祭に男性が奉納する棒踊り

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金峰神社大祭で男性によって奉納される棒踊り

練習は 5 月に始まる

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棒踊りの練習は、例年 5 月より行っている

練習は夕方行われる

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午後 5 時の点火を待つ

金峰神社の棒踊り奉納

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夕方、踊り手が集まり練習を行う

高台の境内で棒踊り

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金峯神社の境内にて踊りの奉納を行う

前列 3 尺、後列 6 尺棒

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金峯神社は本村港を眺める高台にあり、海を背景 に踊りの奉納が行われる

叩きあう棒の音が響く

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前列が 3 尺棒の踊り手、後列が 6 尺棒の踊り手

躍動的な棒踊り

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躍動的な棒踊り

棒踊り奉納の眼下は海

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棒踊り奉納の眼下は海

棒踊り踊り手

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棒踊り踊り手

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