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浜神様・恵比須様

概要

浜神様

・栗生漁港東、栗生浜の松林にある。
・1753(宝暦3)年、羽生平兵衛が大しけで遭難して硫黄島で助かり、硫黄島大権現と屋久島で信仰されている安徳天皇を航海安全の守護神として祀ったのが始まりという。
・その後は漁の神とされている。
・鯛を抱えた立ち姿の珍しい恵比寿像が祀られている。
・栗生神社の境外摂社である稚御魂神社とされ、祭神である安徳天皇の木像像と小型の木刀もあったが、昭和30年代に盗難にあって今はない。

恵比須様

・江戸時代から明治にかけて鰹節産地として全国的な評価を得ていた栗生が、カツオ漁の拠点として栄えたころ建立された。
・かつては栗生川西岸塚崎にあったが、1997(平成9)年頃に浜神様の西隣に移したという。

漁まつり (平成29年5月2日記録)

・以前は5月2日に恵比須様で恵比須祭(トビウオ祭)、正月15日に浜神様で漁祭を行っていた。
・今は統一して、5月2日に両神の前で「漁まつり」を船主会主催で行っている。
・船主会一同、区長以下区役員らが参集し、益救神社宮司を招いて神事を執り行い、安全と豊漁を祈願する。
・神事の後、松林の境内で車座になり、酒を酌み交わし直会としている。

【資料】
1 屋久町郷土誌第一巻村落誌上
2 もっと知りたい屋久島~人と暮らし編~ 下野敏見
3 区長他聞き取り

写真

松林の浜神、恵美須様

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浜神様と恵比須様は漁港に隣接する栗生浜の松林にある。

右浜神、左恵美須様

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右がもともとここにあった浜神様、左が恵比須様。

浜神様の恵美須像

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浜神様の祠にあるの恵比須像は髭を生やし、タイを抱えている。

恵比寿様の像は2組

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恵比須様の恵比須、大黒像は2組ある。

漁まつりの両神境内

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のぼりが立つ漁まつりの浜神様、恵比寿様。

斎主は益救神社宮司

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神事の斎主は益救神社宮司が勤める。

神事の様子

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神事は松林の神前で厳かに行われる。

参集した一同

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神事に参集した関係者一同。

船主会代表

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参拝する船主会代表。

まつり両神

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漁まつり当日の浜神様と恵比寿様。

鮮魚など供え物

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とりたての魚などが神前の供え物

直会1

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神事の後、酒を酌み交わす直会1

直会2

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神事の後、酒を酌み交わす直会2

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