文学碑・温泉・恵比須様
概要
椋 鳩十文学碑 (資料1)
・児童文学者鳩椋十の文学碑で、ガジュマルが印象的な集落西の湯泊川の橋の下流にある。
・長野県生まれながら、鹿児島県で教職にあり、県立図書館長も務めた氏は屋久島も頻繁に訪れている。
・屋久島を題材にした作品は「ヤクザル大王」など多数あるが、中でも「片耳の大鹿」は文部大臣奨励賞受賞の代表作として知られてい る。
・湯泊の佐々木吹義氏との交遊が深く、多くの作品の手がかりを得たといわれている。
・屋久島の自然の価値をいち早く紹介した功績をたたえて、1997(平成6)年に建てられた。
湯泊温泉 (資料34)
・湯泊海岸の堆積岩には屋久島の隆起やプレート運動の影響で、複雑な地層や断層がある。
・湯泊から平内にかけての断層沿いに、隆起運動が熱源といわれる温泉が涌出している。
・波打ち際の岩場が浴槽という野趣あふれる露天風呂で、満潮時には 波が打ち込んでくる。
・施設整備された浴槽もあり、協力金制度によって集落が維持管理をしている。
・今年(平成29年)は台風高波で施設が流されて10日余の閉鎖、自然の恵みは苦労も多い。
恵比須様 (資料2)
・湯泊港入口の岩の上に恵比須様が祀られている。
・江戸時代からカツオ漁で賑い、その後も昭和40年代までトビウオ漁が続いた湯泊も今では漁業はなく、恵比須様の祭も行われていない。
【資料】
椋鳩十文学碑碑文
屋久町郷土誌第一巻村落誌上
屋久島の地質ガイド 屋久島環境文化財団
区長他聞き取り
写真
湯泊橋下流の文学碑![]() 湯泊橋の下流に椋鳩十文学碑がある。 |
椋鳩十文学碑と書![]() 文学碑と岩に彫られた椋鳩十所。 |
椋鳩十文学碑![]() 椋鳩十文学碑。 |
椋鳩十碑文![]() 建立のいわれを記した碑文。 |
海岸岩場の温泉![]() 海岸岩場に屋久島誕生に由来するという温泉が湧いている。 |
岩場の浴槽![]() 自然の岩を囲って浴槽にしてある。 |
温泉施設![]() 入り口付近は施設として、協力金をいただいて管理されている。 |
施設の浴槽![]() 施設内の浴槽。 |
施設内全体![]() 管理されている施設内の様子。 |
温泉施設清掃![]() 温泉施設は日常的に清掃管理されている。 |
台風被害![]() 平成29年秋は台風の高波で施設が流され、浴槽も石で埋まってしまった。 |
湯泊港恵比寿様の岩![]() 湯泊港入口の恵比須様の岩がある。 |
岩の上の恵比寿様![]() 鋭い岩の上の恵比寿様。 |