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十五夜綱引き

概要

十五夜綱引き (資料123)
・南九州、沖縄で受け継がれてきた中秋満月(旧暦8月15日、平成30年は新暦9月24日)の行事である。
・大隅、薩摩両半島が盛んといわれるが、屋久島では全集落で行われており、際立っている。
・小島の綱引きは古くからの行事だが、来歴は定かではない。

*以下、平成30年9月24日の記録
・9:00頃から担当班の人たちが集荷施設に集まり、綱打ちに取り組んだ。
・かつてはカンネカズラの芯だったが、今はロープを芯に稲わらと茅をより合わせて太さ20cm余、長さ20m近い綱をつくる。
・完成した綱は、蛇に見たててとぐろに巻き、先端を引きあげて綱引き会場となる公民館広場に置いて月の出を待つ。
・18:30頃には月の出に合わせてお神酒や団子が供えられ、住民にもふるまわれた。
・かつては口説きが歌われたというが、今は綱引き歌なしで綱引きが始まる。
・綱引きの綱を土俵に、たくさんの藁を敷きこんで子供たちの相撲が行われる。

【資料】
1 屋久町郷土誌第一巻村落誌上
2 屋久島、もっと知りたい~人と暮らし編~ 下野敏見
3 区長他聞取り

写真

綱引きは公民館広場

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綱引きは公民館広場で行われる。

綱打ち作業は集荷施設

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綱打ち作業は集荷施設で行われる。

稲藁と茅のより合せ

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ロープを芯にして藁と茅を撚り合わせる。

綱は20cm径、20m長

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綱は20cm余の径、20m近い長さになる。

綱は会場に置く

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綱は先端を首に見立て引き出し、とぐろに巻いて公民館広場に置く。

綱引き前にお神酒

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月の出の18:30頃、お神酒をいただいて綱引きが始まる。

団子の振舞も

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十五夜の団子もふるまわれる。

綱引き1

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綱引きの主役は子供達である。1

綱引き2

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一同祠に拝礼。子供たちの綱引き2

綱引き3

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子供たちの綱引き3

綱を土俵に相撲が始まる。1

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子供相撲。1

子供相撲2

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子供相撲。2

子供相撲3

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下山前には、小島神社拝殿に迎えの席が整えられる。