m_r002003001_DSC0624.jpg

岳参り

概要

・岳参りとは、山の神様を詣でる、島内各集落で行われる山岳信仰行事である。
・原地区はもともとモッチョム(本富)・雪岳・太忠岳・花之江 河・栗生岳・宮之浦岳の6山が参拝対象。宮之浦岳方面・太忠岳方 面・本富岳方面の三組に分かれ、前二組は二泊三日で鯛之川を遡上する旧原歩道を登ったというが、記憶を持っている人はあまりいなさそうであった。取材時は実際頂上を目指す事は省略されており、2カ所のお礼所でお参りをしている。

【平成30年9月12日 事次第】
・9:00区事務所に集合、車を分乗し港へ向かい、身を清める。笹の葉に海水を付け、低頭した参加者に対して振りかける。
・再度、車で移動し、ドウブチ川上部の、かつてのモッチョム岳を直登する登 山道上最初に川を渡る場所(北緯30.145110,東経130.342822, )でもう一度身を清め、その後、車で平石(北緯3 0 . 1 4 5 8 5 9 ,東経 130.342152, 標高180m前後WGS84)まで移動し、ここで今回一番本格的なお参りという事となる。セメントで作られた一応の祭壇に 米・塩・酒(焼酎)を供え、モッチョム岳に向け二礼二拍手一礼。
・千尋滝展望台入り口の山口お礼所へ移動し、再度お参りし、終了。
・公民館では食事が用意されており、乾杯、直会とする。実質お昼ご飯の時間に終了となった。

【文献・その他】
屋久町郷土史第二巻P197-198

写真

岳参り

m_r002003001_DSC0624.jpg

二礼二拍手

岳参り

m_r002003002_DSC0587.jpg

海水でお清め

岳参り

m_r002003003_DSC0601.jpg

川の水でお清め

岳参り

m_r002003004_DSC0607.jpg

特に特徴の無い旧登山道入り口

岳参り

m_r002003005_DSC0615.jpg

平石でお供え

岳参り

m_r002003006_DSC0628.jpg

かつて直接山頂が見えていた。

岳参り

m_r002003007_DSC0634.jpg

山口お礼所風景

岳参り

m_r002003008_DSC0640.jpg

山口お礼所にお参り

岳参り

m_r002003009_DSC0646.jpg

お礼所の看板

岳参り

m_r002003010_DSC0659.jpg

用意されたごちそう

岳参り

m_r002003011_DSC0674.jpg

直会風景