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高平岳登山

概要

・屋久島の殆どの集落で行っている伝統の岳参りだが、昭和33年発足の高平では行われていない。
・登る山は高平岳(493m)である。
・高平岳は古くは、麦生の岳参りの山で山頂に1769(明和6)年 の一品宝寿権現の石塔もあり、高平権現とも呼ばれた。
・高平地区のどこからでも望める高平岳(493m)、あるいは山頂の高平権現が集落名にもなっている象徴的な山である。

*以下、平成30年7月16日の記録
・高平として2度目となる今回の高平岳登山は、子供会登山として高平区と子ども育成会の支援で行われた。
・9:30高平岳を望む公民館駐車場に集まった子供達や住民30人程が山に向い、10:00頃に麦生地区の樹園地上端から登山道を歩 き始めた。
・登山道といっても利用する人もなく放任されていたので、事前に高平区有志が急斜面の枝払いなど手入れをしてルート確認もおこなった。
・子供達には探検のような登山で、途中に木の根に覆われた炭窯の跡もあり、森と人のいとなみを実感する貴重な機会になった。
・子供連れには、苦労の多い登山だったが12:00前に山頂に到着し、高平権現に米と塩を供えて各自参拝した。
・山頂からは、木の間越しに高平地区の里と海岸を望むことができた。
・14:30過ぎには、一同高平公民館に帰ってきた。
・この日は続いて、夕方から目の神様の祭りがおこなわれた。

【資料】
1 屋久町郷土誌第二巻集落誌中
2 区長、登山参加者聞き取り

写真

高平岳山頂の一行

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高平岳山頂の一行、中央に高平権現が写っている。

高平岳背景に集合

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9:30高平岳が見える公民館駐車場に高平岳背景に集合。

高平岳は花崗岩の山

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前日にテントも準備され、すべてが整えられた。

探検のような登山

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普段は登る人もいないので、探検のような登山になった。

登山道もない登山

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登山道もないルートで事前に大人たち道払いをした。

背負われて幼児も挑戦

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背負われて幼児も挑戦。

炭焼き窯跡発見

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木の根に覆われた炭焼き窯の跡に出会った。

炭焼き窯跡で

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炭焼き窯跡で。

前岳らしい急斜面

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屋久島の前岳特有の急斜面を登った。

高平、平野方面海岸

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山頂近くから高平、平野方面海岸、さらに種子島が見えた。

高平中橋方面

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高平の中橋方面が見えた。

山頂到着

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子供達も全員、12:00前に登頂できた。

高平権現参拝1

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高平権現に参拝した。1

高平権現参拝2

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高平権現に参拝した。2

祠、石塔は3個

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山頂に三つの祠、石塔が祀られていた。

一品宝寿権現の文字

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そのうちの一つに一品宝寿権現、年号の文字があった。