アコウ
概要
・アコウ(赤榕、学名Ficus subpisocarpa)は、樹高10~20mになるクワ科イチジク属の半常緑高木であり、紀伊半島から山口県、四国南 部、九州、南西諸島、台湾、中国南部、東南アジアなどの温暖な地域も分布している。
・アコウは赤い牛の尾を出す木として赤尾木と呼ばれ、種子島では城 の防風林に生えていたので赤尾木城(種子島家の居城)、地名も赤尾 木となった。赤尾木がアコウになったと言われる。
・屋久島の集落内でアコウやガジュマルを見かける事が多いが、船行 地区ではガジュマルはほとんどみられない。
・道路脇に大きなアコウが多く生育しており、夏の暑い日でも日差しを遮って樹の下は涼しく過ごせるため、ベンチ等を置くなどして住民憩いの場となっている。
【参考文献】屋久島で使える手作り図鑑(屋久島森林生態系保全セン
ター)