愛子祭り
概要
・正式名称は「つわぶきの里 屋久島愛子祭り」である。
・2001年より毎年12月1日前後に開催され、2018年で17回を迎える。
・祭りの由来は、小瀬田区に店を構える「寺田商店」が西暦2000年を迎えるにあたり1999年12月に三岳酒造に依頼して「焼酎愛 子」を作った。「愛子」の名は小瀬田の山岳信仰の対象である愛子岳から付けられたのだが、2001年12月1日、皇太子徳仁親王と同妃雅子様の間に御誕生した第一女子が「愛子」様(愛子内親王)と名付けられた。2000年5月には世界遺産会議の為に皇太子徳仁親王と同妃雅子様が屋久島を訪れている事もあり、小瀬田区にとって「愛子」はより特別なものとなった。その為、愛子内親王誕生を記念し翌2002年から始まった小瀬田区最大の行事である。
・子供達の踊りや歌が披露され、地元産の新鮮な野菜などが販売される「愛子市」や「愛子汁」と名付けられた豚汁の販売、ビンゴ大会なども実施される。
・中でも直径1メートルの大鍋で作る豚汁は「愛子汁」と言い、200円で販売を行っているが毎年大変な好評である。
・第1回開催時は祭りの当日に小瀬田集落の人たちと登る愛子岳登山を行っていたが、登山参加者が下山した頃には祭りが終わっていたり参加者が少なくなった事などから、登山は前日に隔年で行っている。
<第17回愛子祭り>(平成30年11月25日実施)
・10:00の開始を前に公民館の広場ではステージやテントは前日に全て準備を終えていた。焼き芋を焼いたり、婦人会は愛子汁の仕込みであわただしくしていた。
・徐々に人々が集まりだし、愛子市では参加者が野菜等を買い求めていた。
・午前10時、区長あいさつを経て愛子祭り開始となった。例年は強い北西風が吹き、天候も曇りがちであったり寒い印象だったが、この日は暖かい日差しが降り注ぐ絶好の祭り日和となった。
・演芸が始まると会場は盛り上がりを見せ、公民館広場は沢山の人々で賑わった。
・プロの演歌歌手による歌謡ショーが始まると手拍子がおこり、舞台におりた歌手と握手を交わすようすが見られた。
・ビンゴ大会のカードは大人は300円で買い、子供には無料で配られた。焼酎などが当たるとあって参加者はカードを手に一喜一憂していた。
・13:20 ビンゴ大会も終わり、愛子祭りは終了となった。
・終了後は舞台やテントの解体、片付けが行われた。
・一旦解散となった後、午後6時に公民館に集まり反省会が行われた。
【参考文献】
1上屋久町郷土史/上屋久町
2屋久島、もっと知りたい 人と暮らし編/下野敏見
3小瀬田の伝統行事伝説方言録/小瀬田愛郷会
4上屋久町の民俗/上屋久町教育委員会
5区長他、住民の聞き取り
写真
第17回愛子祭り![]() 愛子岳に見守られながら盛り上がる愛子祭り。 |
演芸プログラム![]() 小瀬田区の子供たちがメインの演芸プログラム。 |
手作りポスターa![]() 小瀬田小学校の生徒が描いたポスターが掲示される。 |
手作りポスターb![]() 小瀬田の幼児が描いた可愛らしいポスター。 |
ビンゴカード販売![]() ビンゴカードは300円で販売される。 |
婦人会の愛子汁![]() 小瀬田区婦人会が大鍋で作る愛子汁。 |
愛子汁![]() 大人気の具だくさんの愛子汁。 |
出店![]() 出店のようす。 |
県道の幟![]() 県道には幟がずらっと並ぶ。 |
祭りのようす![]() 敬老祝賀会のようす。 |
愛子市a![]() 愛子市のようす。 |
愛子市b![]() 新鮮な野菜をもとめて大勢の人が集まる。 |
愛子市c![]() 賑わう愛子市。 |
司会![]() 司会や音響も小瀬田区の役員が務める。 |
大勢の参加者![]() 参加者で満席となった舞台前。 |
フラダンス![]() 小瀬田区の子も参加しているフラダンス。 |
小瀬田小生徒![]() 小瀬田小学校生徒の合唱。 |
ダンス![]() 小瀬田区の子供によるダンス。 |
園児のダンス![]() 園児によるダンス。 |
演歌歌謡ショー![]() プロの演歌歌手を招いての歌謡ショーも行われた。 |
ビンゴ大会a![]() ビンゴ大会のようすa。 |
ビンゴ大会b![]() ビンゴ大会のようすb。 |
撤収![]() 準備撤収も小瀬田区民で行われる。 |
反省会![]() 祭り終了後の反省会。 |