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銭投げ

概要

・小瀬田長峰地区に住む男性の厄年(数え年41歳)になる前に厄を拾ってもらうということで行われる小瀬田独自の厄払い行事である。
・スーツ等の正装を着て神社で酒を酌み交わしお互いの無事を祈念した後、神社から自分の家まで銭を道に撒きながら歩き、厄払いをする。家に着いた後は、家の中でも身内家内のみで撒く。
・神社前から道路までは参加者全員が撒く。
・道路からはそれぞれが分かれて家までの道を銭を投げながら歩く。
・撒くお金の金額は大体決められており、厄年にちなんで4万1千円 か41万円分のお金を撒く。
・お金は神様へ一旦奉納する。
・お金を撒く際、基本的には拾う人の顔を見ないように前を向いて後ろに撒く。
・拾ったお金は一晩家の外に置いておくのが習わしである。

<銭投げ>(平成30年12月31日実施)
・15:00 小瀬田神社に今年の参加者が5名集まった。
・ツワの葉と小石を拾い、神社に参拝する。
・投げるお金を神様へ一旦奉納する。
・時間まで酒を酌み交わし、酔っぱらう。
・17:00前 子供たちが今か今かと大勢集まる。
・銭投げ前に神社へ拝礼する。
・17:00 神社拝殿前に並び、親の名前と自分の名前を言い全員一斉に銭投げが始まる。
・子供たちが大勢後ろに列を作りながら大勢ついてくる。
・家の前で撒き終え、感謝を述べて家の中に入る。
・通常は家の中で行うが、家内の人数が多かったので公民館を借り、その中で家内のみで銭投げを行った。

【参考文献】
1 小瀬田の伝統行事伝説方言録/小瀬田愛郷会
2 区長他、住民の聞き取り

写真

銭投げ

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通りをお金を後ろに撒きながら歩く銭投げ。

ツワの葉拾い

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ツワの葉をとる。

小石拾い

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小石を海岸で拾う。

お供えa

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ツワの葉と小石を神社にお供えする。

お供えb

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観音様にツワの葉と小石を神社にお供えする。

お供えc

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ツワの葉と小石を神社にお供えする。

酒を酌み交わす

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拝殿内で酒を酌み交わす。

お金を奉納

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神様へ投げるお金を奉納する。

酒の席

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酒の席は厄年以外の人たちも参加する。

集まった人々

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神社前に集まった子供たち。

本殿に拝礼

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銭投げ前、本殿へ拝礼する。

自己紹介

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集まった人たちの前で名前を述べる。

銭投げa

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神社前の銭投げのようす。

銭投げb

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銭投げのようす。

拾う子供たち

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一生懸命お金を拾う子供たち。

銭投げc

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沢山の子供たちが後をついてくる。

家の前で銭投げ

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家の前での銭投げ。

集めたお金

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拾ったお金は袋に入れておく。

身内家内へ

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身内家内を集めての公民館での銭投げ。