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十五夜綱引

概要

・南九州、沖縄で受け継がれてきた中秋満月の行事。(旧暦8月15 日)
・志戸子では消防団と子供会を中心に、60~70人以上の人が集ま る。
・昔は県道で行なっていたが、その後中町通りで行われるようになり、少子化とともに、現在の公民館で行われるようになった。
・十五夜の飾りで、ススキなどとともに、ツノマキがあった。
・そのツノマキをサトウキビの両脇に吊るし、子どもたちが持って歩いた。
・十五夜の綱が出来上がって顕正寺の前にとぐろの状態で置かれた後、その年に産まれた子を綱の上にのせ、健康に育つように験担ぎをした。
・昔の綱は現在の倍ぐらいの太さがあり、ロープではなくカズラで作っていた。
・人口減少、少子化とともに、綱が小さくなった。

<平成29年10月3~4日の記録>
・前日の10月3日に、消防団のメンバーが公民館近くのプレハブに集まり、綱を編む。
・芯にしているのは太いロープだが、昔はカズラを利用していた。
・力作業で、10人の男性が交代しながら、30メートルほどの綱を編む。
・出来上がった綱は顕正寺へ運ばれ、とぐろ状に巻かれ翌日まで置かれる。
・十五夜当日は顕正寺で鐘を鳴らし、それがスタートの合図。
・少しずつ人が集まってきて、30人ほど集まったところで綱引き開始。
・部落対決、消防団対子供、男性対女性など様々な組み合わせで行われた。
・綱引きの後は、子供達を中心に相撲大会。中には夫婦での相撲もあった。


【資料】
・屋久島、もっと知りたい~人と暮らし編~ 下野俊見
・区長他住民の聞き取り

写真

志戸子十五夜綱引

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全力で綱引き。

綱あみ風景

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消防団を中心に綱あみの力作業。とても力のいる作業で交代しながらあんでいく。

綱あみ風景

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余分な部分を整えて、綺麗な綱に仕上げる。

綱あみ風景

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天井にも人が作業している。

綱の移動

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出来上がった綱を顕正寺へ移動させる。

とぐろ状の綱

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顕正寺の玄関の前にとぐろ状に置く。

開始の合図

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鐘の音が十五夜の始まりの合図。

綱にお酒をまく

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集まった人たちで綱にお神酒をまく。

お神酒を皆で頂く

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お神酒をいただく。

綱引き風景

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子供会を中心に集落の中を綱を持って、渡り歩く。

綱引き風景

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綱引き開始。

綱引き風景

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老若男女が全力で綱を引く。

土俵作り

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綱引きが終わったら、綱を利用して土俵を作る。

相撲大会

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子供を中心に相撲大会。

相撲大会全体

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相撲大会の全体風景。

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