
十五夜綱引き
【概要】
・月の満ち欠けと蛇の脱皮に見る再生・不死の力にあやかって健康長寿の願いでもありる。
・もう一つは夜露の主である月と水霊の象徴である蛇への収穫感謝と新しい節への豊年の願いであるようだ。
・旧暦の8月15日に行うのは熊本県中部から沖縄県全域にかけての地域である。
・また本州や朝鮮にも点々と見られることから、8月15夜綱引きは相当古くからの行事であると考えられる。
・綱引民族が東アジアの中で最も豊かで多彩に行われ、しかもその根源の意味を発信し続けているのは、薩摩半島、大隅半島、屋久島、などの南九州地域と沖縄本島各地である。
・宮之浦の綱引きの綱は、芯を葛でつくり三つよりにし、それを三つ作る。
・これをマガヤ(もとは藁)を入れてよってゆくと一抱えほどもの大きさの綱になる。
・これを一日がかりで作り上げ、まるくしてまず月に供える。
・午後7時半か8時半頃に大通りで長く伸ばして、二手に分かれて引き合う。
・負けた方はそれを集落の中央まで持って帰る。
・勝負は三番あり、勝負の始めには、唄を高唄した。
平成27一湊浦綱作り(平成27年9月26日)
ガジュマル通りにて実施(晴天)
06:30〜11:30 縄ゆい
平成28一湊綱引(平成27年9月15日)
・神事(お祓い)・綱引・相撲
19:00~ 綱引/満月がよく見えた
綱引には観光客も参加
歌は中島一孝氏
婦人の踊りもあり
最後は綱を中学校跡地へ運び、掃除して解散。
【文献・その他】
・上屋久郷土誌
写真
綱引き本番
盛り上がる綱引き本番の様子、背景には満月 |
芯となる縄
ひとつ浜に設営された大会テント |
何本もの縄
ガジュマル通り、芯となる縄を複数伸ばし始める |
かずらのツル
そこにかずらのツルを絡めてゆく(中島一孝氏) |
多くのかずらのツル
更に多くのかずらのツルを絡めてゆく |
束ねてまとめる。
ポイントごと束ねてまとめる。 |
回転させよってゆく
集落総出で縄とかずらのツルを回転させよってゆく |
先端部にまきつける
先端部にカヤを束にしてまきつける。 |
ガジュマルのへ上げる
ガジュマルの木に渡した竹にロープをかけ持ち上げてゆく |
先端部分
固定された先端部分 |
お神酒
お神酒が振舞われる |
縄をなってゆく
いよいよ縄をなってゆく仕事が始まる |
巻き込んでゆく
複数でカヤを捻りながらそれを芯となる縄の周囲に巻き込んでゆく |
持ち上げ
ガジュマルの上からそれを持ち上げてゆく |
仕上がる縄
徐々に仕上がってゆく縄 |
次の準備
女性たちは次の工程の準備に余念が無い |
縄ない風景
ガジュマル通りで行われた縄ない風景 |
ねじ込み
男たちは力を出して縄にカヤをねじ込んでゆく |
ガジュマル通り風景
仕上がった先端部とガジュマル通りの風景 |
切りそろえ
飛び出した部分は剪定ハサミで切りそろえてゆく |
長老二人
引き綱を縛り付ける長老二人 |
体をはる
男たちはこの縄ないに体をはる |
完成した綱
完成してひきづなをつけた綱 |
中学校へ移動
完成した綱は集落総出で中学校へ一時移動 |
小倉区長挨拶
小倉区長挨拶 |
諸注意
中島一孝氏より諸注意があり、そのあと綱引きの歌が始まる |
歌にあわせ移動する
歌にあわせ、集落総出で北へ、南へ綱を移動する |
綱引きが始まる
合図とともに綱は降ろされ綱引きが始まる |
小倉区長も
小倉区長も一生懸命引く |
大人も子供も
大人も子供も一緒になって精一杯引き合う |
子供達も一人前
子供達も法被、甚平姿で一人前に参加 |
途中の休憩時間
途中の休憩時間はみなで辺りに座り込み談笑 |
湯茶のふるまい
湯茶がふるまわれる |
婦人会による踊り
婦人会による踊りが披露される |
皆が踊る
集落全体でその輪に加わり皆が踊る |
歌に合わせて移動
再び綱を持ち、歌に合わせて移動を始める |
大きな満月
この日よく晴れて空の上には大きな満月が出ていた |
一斉に引き合う
合図とともに一斉に引き合う |
子供や婦人たちも
子供や婦人たちも一生懸命 |
消防団がノコを
最後綱の中央に消防団がノコを入れる |
綱引き終了する
見事綱の中央で引き裂かれ、綱引きは終了する |
終了挨拶がある
地区の役員から終了の挨拶がある |
中学校まで移動
集落総出で綱を中学校まで移動する |
子供達も一緒
ガジュマル通りを子供達も一緒になって移動する |
中学校へ到着
中学校へ到着 |
会場の後片付け
会場の後片付けをして終了となる |













































