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公共共同施設2

概要

<町営牧場>
・女川の上流にある、愛子岳の裾野に広がる町営の肉用牛畜産牧場である。
・昭和43年から45年にかけて離島団体草地開発整備事業として導入され、草地造成60ヘクタール、道路整備1,735メートル、牛 舎133平方メートル、飼料貯蔵施設135平方メートルなどの造成が行われ、昭和45年に和牛繁殖センターが完成した。
・その後、昭和59年から62年に草地改良11 . 2ヘクタール、道路整備2,705メートル、用配水施設943平方メートル、トラク ター導入等の再整備を行った。

<長峰共同墓地>
・長峰の東、早崎に位置し、迎岳が良く見える場所にある共同墓地である。
・長峰墓地は当初町営牧場入口、高野家下、大川合流地点にあったが、昭和49年上屋久拓協解散時に現在地を集合墓地と定め、昭和5 2年に造成して配分。順次墓石が移設・新設され、他所は廃止された。

<屋久島クリーンセンター>
・昭和52年3月、屋久島島内のし尿処理改善のため、上屋久町、屋久町共用の「嫌気性消化方式」によるし尿処理施設が完成。1日の処 理能力20キロリットル、総工費は2億7,756万円であった。その後、施設の老朽化、処理能力のアップ、環境保全のため平成11 年、当時最新鋭のし尿処施設「屋久島クリーンセンター」が建設された。1日の処理能力26キロリットル、「膜分離後負荷脱窒素処理方 式+高度処理(凝集分離+活性化)」、総工費は18憶1,650万円であった。運営の管理は屋久島広域連合が行っていたが、平成19年の屋久町上屋久町両町合併に伴い、以降屋久島町が管理を行っている。
・建て替えられる前の処理施設があった場所は、現在広い空き地となっている。
・屋久島クリーンセンターには屋久島広域連合事務所建物が併設している。両町合併の平成19年から屋久島町本庁舎として機能していた が、屋久島町本庁移転に伴い、令和元年5月からは屋久島保護区更生保護サポートセンターとなっている。

<電子基準点>
・町営牧場の敷地内にある。
・電子基準点は国土交通省国土地理院が管理する全国1,300箇所に設置された、全球測位衛星システム(GNSS)を用いた連続観測 点である。これは衛星からの受信データで正確な位置を求め、土地の測量や地図作成の基準点としての利用に供するとともに、地震・火山 噴火等に関わる地殻変動の監視を行っている。
・島内には他に永田と尾之間にある。

【参考文献】
1上屋久町長峰区郷土史 あしあと/上屋久町長峰区
2区長他、住民の聞き取り

写真

町営牧場1

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町営牧場のようす。

町営牧場2

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牧場を歩く黒毛和牛。

町営牧場3

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愛子岳の裾野に広がる牧場用地。

くつろぐ牛達

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牧場でくつろぐ牛達。

牧場全景

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迎岳から見た牧場全景。

長峰共同墓地

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長峰共同墓地の全景。

建物全景1

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屋久島クリーンセンター。

建物全景2

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屋久島広域連合建物が併設する。

衛生処理場入口

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屋久島衛生処理場の敷地。

衛生処理場敷地

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衛生処理場から見たクリーンセンター。

電子基準点全景

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町営牧場内にある電子基準点。

説明板

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電子基準点の説明板。