公共共同施設①
概要
<長峰生活館>
・昭和53年に完成した長峰区の公民館である。
・地区の公民館として、長峰掘り出し市、役員会や子供会など様々な行 事が行われる。
・生活館広場には大きなセンダンの木が植わっている。
・敷地内に昭和32年に建てられた開拓記念碑、昭和49年9月23 日に建てられた解散記念碑がある。
<長峰消防車庫>
・熊毛地区屋久島町消防団小瀬田分団小瀬田班の長峰消防車庫である。
・小型動力ポンプ付積載車が1台常駐している。
<愛彩館>
・「愛彩館(あいさいかん)」は平成10年度県単村づくり整備事業 を用い、平成11年に建てられた長峰区の食品加工所である。
・長峰地区の婦人が集まって「時計草グループ」や「よもぎっこグルー プ」を作り味噌造りなどを行っていた。平成8年に味噌を「愛子味噌」 と名付けたが、公民館等で作成していた為、保健所の許可が下りず販売 出来なかった。そこで「愛彩館」が作られ、保健所の販売許可も取れ るようになった。
・長峰掘り出し市や椨川山芋祭り、楠川城祭りに愛子味噌や愛子餅、 からいも餅、漬け物、タンカンジュース等を出していた。高齢化と人口 減少により令和2年現在、グループの活動は行われていない。
<屋久島町本庁>
・小瀬田小学校跡地に建てれた屋久島町の本庁舎であり、令和元年5 月7日に開庁した。
・木造2階構造、敷地面積12,801.61平方メートル、延床面積3,629.58平 方メートル、総事業費は約24億円であった。
・総務課などがある行政事務棟、町民向けサービスなどの窓口業務 棟、フォーラム棟、コンサート会場などにも使える議会棟がある ・屋久島産の杉材だけを使った木造庁舎であり、木材利用推進中央協 議会主催の「令和元年度木材利用優良施設コンクール」最優秀賞である 内閣総理大臣賞を受賞した。
<屋久島空港>
・屋久島空港は屋久島唯一の空の玄関口である。面積は39ヘクタール であり、長峰区のシンボル的施設である。
・島民の強い要望により昭和33年12月に運輸省から空港整備許可 を受け、翌年度に工事を開始し昭和37年度に第3種空港として完成し た。昭和38年7月1日に滑走路1,100メートル、幅30メートル の規模で開設し、同月24日供用開始され、屋久島鹿児島間および屋 久島種子島間を1日各2便が就航した。供用開始当初の機体は東亜航 空(TAW)の「デ・ハビランド DH.114 ヘロン(タウロン)(4発レシプロ旅客 16名乗り)であった。
・昭和47年4月より拡張工事が始まった為、昭和48年6月から昭 和50年3月までの間、空港は一時閉鎖となった。昭和51年12月 に現在の滑走路1500メートル、幅45メートルとなった。
・滑走路の長さが短くジェット機が就航出来ないため、令和2年現在ジ ェット機就航可能にするため滑走路延伸(500メートル延伸、計 2,000メートル)を計画中である。
・現在は日本エアコミューター株式会社が運航している。
【参考文献】
1上屋久町長峰区郷土史 あしあと/上屋久町長峰区
2区長他、住民の聞き取り