集落の風景~楠川盆踊り(楠川)~
- 更新日:2025年05月15日
- カテゴリー: お知らせ
楠川集落の伝統芸能である『楠川盆踊り』は、昨年の5月に、鹿児島県の無形民俗文化財に登録されました。
屋久島町では安房集落の『如竹踊り』に続き2つ目の登録となります。

(楠川天満宮への奉納の様子 屋久島記録の会より)
楠川盆踊りは七つの踊りを組み合わせた組踊りで、様々な小道具を使って低い姿勢で踊るのが特徴的です。
8月13日、15日には、集落内のお寺や神社、初盆の家々を回って踊られます。

(本蓮寺境内での奉納の様子 屋久島記録の会より)

(村えびす前での奉納の様子 屋久島記録の会より)
昨年開催された第24回楠川城祭りでは、楠川・椨川集落の小中学生が「子ども盆踊り」として披露しました。
楠川盆踊り保存会では、以前より次の世代へ継承していく取り組みが積極的に行われています。

(楠川城祭りでの子ども盆踊りの様子 2025.05.19撮影)
今年も楠川城祭りは5月18日(日)に開催予定です。
また、6月5日(金)には、大阪・関西万博(夢洲)会場内EXPOホール(シャインハット)のステージで楠川盆踊り保存会の皆様が屋久島を代表し、『楠川盆踊り』を披露します。
世界自然遺産5地域会議が主催する【千の自然・千の時間(私たちと世界自然遺産5地域)】のプログラム内で、世界自然遺産の島で脈々と受け継がれてきた踊りとともに、山や海など自然と共生する屋久島の人々の思いを世界に向けて発信しますので、ご興味のある方はぜひ万博会場EXPOホールへご来場ください。
詳細は世界自然遺産5地域会議ホームページへ
https://www.yakushima.or.jp/heritage/thousand.php
楠川集落の里めぐりでは、コースの途中で公民館に立ち寄り、『楠川盆踊り』や『楠川区有古文書』(町指定有形文化財)など、集落の歴史について深く説明を受けることができます。

(『楠川区有古文書』の説明をする様子 2025.08.22撮影)
最近まで行われていた斜面の工事が終わり、里めぐりのコースで楠川城跡地まで歩いて行けようになりました!
語り部さんもイチ押しの絶景スポットです。
「屋久島の歴史や民俗について知りたい!」という方におすすめな楠川集落の里めぐり。
ご興味のある方はぜひ一度お問い合わせください。
屋久島記録の会はこちらから
https://www.yakushima.jp/kiroku/g/pg260.html
第20回エコツーリズム大賞の優秀賞を受賞しました!
- 更新日:2025年02月13日
- カテゴリー: お知らせ
環境省と一般社団法人日本エコツーリズム協会が共催する「第20回エコツーリズム大賞」で、屋久島里めぐり推進協議会が優秀賞を受賞しました。
令和7年2月6日(木)、環境省(東京都)で表彰式が行われ、当協議会を代表して中間ガジュマル会の川﨑様が小林環境副大臣から表彰を受けました。
式では、受賞団体の取組発表があり、私たちの活動として、「里めぐりMAP」の作成や散策コースの紹介、地場産業等の視察・体験を取り入れた地域振興の仕組みづくりなど、集落一体となった取組を紹介しました。
(環境副大臣小林様から授与していただきました)
(第20回エコツーリズム大賞に選ばれた団体様)
(取組発表をしている様子)
○エコツーリズムとは
エコツーリズムとは、地域ぐるみで自然環境や歴史文化など、地域固有の魅力を観光客に伝えることにより、その価値や大切さが理解され、保全につながっていくことを目指していく仕組みです。
○エコツーリズム大賞とは
エコツーリズムに取り組む事業者、団体、自治体などを対象に、優れた取組の団体・個人を表彰し、広く紹介するもので、全国のエコツーリズムに関連する活動の質的・量的向上及び、情報交換等による関係者の連帯感の醸成を図ることを目的としています。
○屋久島里めぐり推進協議会の取組概要
島内の各集落と屋久島町、屋久島環境文化財団によって設立された団体で、里地における地域資源や歴史文化の適切な保全と持続可能な利用による地域活性化を推進しています。
○審査員の好評
山域に集中する屋久島の自然観光に対し、「里のエコツーリズム」の視点で長年取り組みを行っている。質の高いプログラムの企画運営のみならず、利用の分散や地域活性化など、社会課題への対応についても考慮されており、各集落の自立的な活動を促進しつつ、里の文化の継承にも重要な役割を果たしている。
[ご参考]
一般社団法人 日本エコツーリズム協会 ホームページ
https://ecotourism.gr.jp/
環境省 ホームページ
https://www.env.go.jp/
屋久島里めぐり推進協議会 事務局
(TEL)0997-42-2900
集落の風景~鬼火焚き(中間)~
- 更新日:2025年01月9日
- カテゴリー: お知らせ

(中間集落の鬼火焚き 2025.01.07撮影)
屋久島のお正月1月7日に各集落で行われる鬼火焚き。
悪霊を焼き払う行事で、他の地域では「どんと焼き」「左儀長」とも呼ばれます。全国的に見られる正月行事ですが、屋久島はその南限です。山岳信仰と強い結びつきのある修験道行事の一つとして鹿児島から伝わったとされています。
屋久島の南西部に位置する中間集落では、各家庭から集めた正月飾りと、竹やバチバチの木(ウバメガシ)等を集めて作ったやぐらを浜で燃やす際、この日に七草祝いをした子どもたちが火付け役となります。
(七草祝いとは、数え年で7歳になる子どもたちが無病息災を神社等で祈願する鹿児島県の伝統的な行事のことです)

(七草祝いの晴れ着姿の子たちが火を付ける 2025.01.07撮影)
バチバチと大きな音を立てて燃える炎は鬼を追い払ってくれるため、見守る集落の人たちからは「今年もいい音が鳴っている。健康に過ごせますように」という声も聞こえました。
鬼火焚きは各集落で行われ、時間差もあるので何集落か見て回ることも可能です。
今回取材させていただいた中間集落は、大きなガジュマルの木があり、南国のフルーツもよく採れる温暖な集落です。初夏のシーズンは中間浜にウミガメが産卵に訪れることもあります。
中間集落の里めぐりは集落行事や、昔からの里の暮らしを丁寧に説明してくださるところが人気で、語り部さんが目の前で十五夜の綱引き唄を歌ってくれます!
ご興味のある方はぜひ一度、お問い合わせください。

(中間の里めぐりにて 2024.06.07撮影)
新年明けましておめでとうございます
- 更新日:2025年01月4日
- カテゴリー: お知らせ

(益救神太鼓年越祭にて 2024.12.31撮影)
謹んで新年のお慶びを申し上げます。
2025年も屋久島里めぐりをよろしくお願いいたします。
屋久島の年越し行事の1つに、宮之浦集落の益救神社で行われる「益救神太鼓年越祭(やくじんだいことしこしさい)」があります。
毎年、宮之浦集落に限らず、島内各地から多くの方が初詣を兼ねて訪れる人気ぶりです。
大晦日の夜は山の神様たちが里へ下りてくるという言い伝えがあり、年越祭では山から下りてきた善の神と悪の神が太鼓を激しく打ち合います。
最後に善の神が松明を振りかざし、
1年間の厄を払う姿はさらに迫力満点!
屋久島で暮らす人々の山岳信仰とも強いつながりのある行事となっています。
益救神社は屋久島で最も創建が古い神社とされ、宮之浦里めぐりのスタート地点でもあります。
ぜひ里めぐりに参加して、屋久島の歴史や文化に触れてみてください♪

(宮之浦集落里めぐりにて 2024.07.22撮影)
令和6年度年末年始の活動状況について
- 更新日:2024年12月25日
- カテゴリー: お知らせ
年末年始におかれましては、各団体について以下の期間で休止となります。
中間集落 令和6年12月28日から令和7年1月3日まで
平内集落 令和6年12月28日から令和7年1月10日まで
春牧集落 令和6年12月31日から令和7年1月5日まで
安房集落 受入可能
楠川集落 令和6年12月28日から令和7年1月8日まで
宮之浦集落 令和6年12月28日から令和7年1月7日まで
一湊集落 令和6年12月28日から令和7年1月6日まで
吉田集落 当面の間受入不可
永田集落 令和6年12月28日から令和7年1月8日まで
口永良部島本村集落 令和6年12月25日から令和7年1月8日まで
事務局受付 令和6年12月28日から令和7年1月1日まで
来年もどうぞよろしくお願いいたします。
〒891-4205
鹿児島県熊毛郡屋久島町宮之浦823番地1
TEL:0997-42-2900
FAX:0997-49-1018
(屋久島環境文化村センター内)